ヘイセイピカイチ（2000年生、母チャリタブル）

ヘイセイピカイチ（2000年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「平成＋最も光る」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時12歳）と交配したチャリタブルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着2回、地方14戦1勝2着2回。2003年のクイーンカップ(牝G3)で2着に入った他、2002年のアグネスタキオン賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木一夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

4月24日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエフテーパラダイスから1馬身半差の2着に敗北した。

5月1日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のメモリヒメに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアグネスタキオン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレーヴブラッドから5馬身差の2着となった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた6戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ4（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月15日、中0週で迎えた8戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のテンノベニバラを半馬身振り切って優勝

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月14日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は宮崎光行騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3歳（2003年）

1月19日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた12戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたチューニー決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月13日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた19戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた20戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2003ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したニューベリーにクビ差届かず2着となった。

2月1日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

5歳（2005年）

2月27日、約6か月の休み明けで迎えた26戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた28戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の飯坂特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた29戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のケイアイボイジャーを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6月19日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた33戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

12月18日、約5か月の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

6歳（2006年）

1月23日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3月26日、中8週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた37戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月31日、約5か月の休養明けで迎えた38戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた39戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた40戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた41戦目は、TOKYO MX賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた42戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた43戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、うまステ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7歳（2007年）

1月18日、中2週で迎えた44戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。