ファントムスズカ（2001年生、母ファンタジースズカ）

ファントムスズカ（2001年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幻影＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のBenny the Dip（当時7歳）と交配したファンタジースズカが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害21戦1勝2着6回。2007年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で3着に入った他、2006年の京都ジャンプステークス(ハンデJG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

5月2日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた3戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月3日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月23日、中2週で迎えた5戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2005年）

5月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカイバレンタインから5馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中3週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタガノキングダムから2馬身半差の2着に敗北した。

10月2日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジタカローズから半馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイストップボーイから5馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中3週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルカフローリアンから半馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（9戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のグランイグアスに約11馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月25日、中1週で迎えた17戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（2006年）

5月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外小雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で北沢伸也騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングゲントから3馬身半差の2着となった。

6月10日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた19戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で北沢伸也騎手（12戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月22日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で北沢伸也騎手（13戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2007年）

2月3日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で北沢伸也騎手（14戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた22戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月14日、中4週で迎えた23戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は北沢伸也騎手（15戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（16戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（17戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（18戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8歳（2009年）

8月22日、約21か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた27戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。