グランドロケット（1987年生、母シークイン）

経歴

デビュー前

2歳（1989年）

11月5日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したホリノウイナーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（1990年）

1月15日、中9週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトキノカチドキに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月10日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の梅花賞（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、カゴシマクンに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月13日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のマルシゲダイバーをアタマ差振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

11月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で河内洋騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で河内洋騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマキハタグロリーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

1月12日、中7週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で河内洋騎手（8戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたミリオンオリンピア決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で河内洋騎手（9戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で河内洋騎手（10戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で河内洋騎手（11戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたゲイリースコット決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月28日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で河内洋騎手（12戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したキタシバスペインにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月19日、中2週で迎えた14戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のワンダーレッスルをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

6月9日、中2週で迎えた15戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

11月24日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のツキノコガネをクビ差振り切って休養明けの一戦を制した。

12月15日、中2週で迎えた17戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテツノスピードに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったグレンチェストにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた19戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

2月29日、中4週で迎えた20戦目は、鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキバスクリーンを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

3月22日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた22戦目は、丹沢ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

5月17日、中2週で迎えた23戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小屋敷昭騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、元町ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で小屋敷昭騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

6歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた25戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小屋敷昭騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた26戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小屋敷昭騎手（9戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月14日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の橿原ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で小屋敷昭騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた28戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた29戦目は、武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたトウカイマーベラス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月3日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4月11日、連闘で迎えた31戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた33戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（11戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた34戦目は、安芸ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（12戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月13日、連闘で迎えた35戦目は、ハンデ戦の水無月ステークス（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。