タイキエンジェル（1994年生、母Ask the Wind）

Taiki Angel

1994.05.20

タイキエンジェル（1994年5月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のWoodman（当時11歳）と交配したAsk the Windが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額4,000万円（40万×100口）で一口馬主が募集された。

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

2月9日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったワシントンパイザーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月15日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

7月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったミスターザオーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったロドリゴオーカンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中8週で迎えた5戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベイティドブレスを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（1998年）

2月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。