フラムドグロワール（2010年生、母シルクプリマドンナ）

フラムドグロワール（2010年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「栄光の炎（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時9歳）と交配したシルクプリマドンナが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。2013年のNHKマイルカップ(G1)で3着に入った他、2012年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナカナカを鮮やかな末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

9月30日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったサンブルエミューズにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサトノノブレスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月16日、中7週で迎えた4戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

3歳（2013年）

1月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

5月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月26日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2014年）

6月21日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたマカハ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月2日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。