リネンクリスタル（1998年生、母セキノリンダ）

リネンクリスタル（1998年4月7日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時18歳）と交配したセキノリンダが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地14戦0勝、地方12戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上C4。

経歴

デビュー前

当歳のとき、笹島政信から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、戸山光男によって1,155万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

4月29日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月3日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月5日、連闘で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月18日、中1週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切り、5着を確保した。

4歳（2002年）

2月5日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブージェダイから2馬身半差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C4（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で平松徳彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったロックマウンテンから2馬身半差の2着となった。

3月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C4（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

4月9日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るターフパーチェを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイゴアルビレオに6馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月29日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、デュアルライフに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C4（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプラントムサシを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を収める

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、ゆかたの似合う城崎温泉特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、春日局特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で三野孝徳騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウカノスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた23戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2003年）

5月18日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた24戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた26戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。