マツオリアーナ（1983年生、母カシワジヨオー）

マツオリアーナ（1983年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザンネイテイヴ（当時17歳）と交配したカシワジヨオーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は庄司利津雄。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1986年の桜草特別(400万下)。

経歴

デビュー前

今津福松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月7日、デビュー戦は牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。鞍上は田中清隆騎手。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月18日、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスピードロイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。

2月1日、4歳400万下のカトレア賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中清隆騎手。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

2月22日、4歳400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中清隆騎手。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したマルゼンバライティにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月9日、4歳400万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中清隆騎手。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミヤギオウジャに1馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

4月6日、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田功騎手。22頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月28日、牝馬限定の4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中清隆騎手。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

10月18日、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田功騎手。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したウオローボーイを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月9日、ハンデ戦で4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中清隆騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

11月29日、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は根本康広騎手。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月14日、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は田中清隆騎手。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったサクラエスコートに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（1987年）

10月10日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月1日、4歳以上400万下の精進湖特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中清隆騎手。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。