エムジーハリケーン（1994年生、母トウコウアドロ）

エムジーハリケーン（1994年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時11歳）と交配したトウコウアドロが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、地方16戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年のさざなみ特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

栗田裕光厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1997年）

2月28日、デビュー戦は奥山正行騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったウエストスピリッツから3馬身差の2着となった。

6月22日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で奥山正行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月29日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタケデンアイランドに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月11日、中5週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシューワリーダーに5馬身の差をつけて優勝

4歳（1998年）

5月12日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、一般C2七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のアスキットシービーをアタマ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、風待月特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鷹見浩騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、さざなみ特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鷹見浩騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアスキットシービーに3馬身の差をつけて優勝

7月23日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で鷹見浩騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鷹見浩騎手（8戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のエムズダンサーをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

9月15日、中5週で迎えた12戦目は、銀河特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鷹見浩騎手（9戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、日米フレンドシップ・ジョッキー（大井ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のリゲル特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（10戦5勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

12月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、江東区特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（11戦5勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。