リワードテムジン（1985年生、母シルバートウシヨウ）

リワードテムジン（1985年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時16歳）と交配したシルバートウシヨウが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は落合一己。戦績は、中央平地28戦2勝2着4回、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

6月25日、デビュー戦は田島良保騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングテイターを途轍もない末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

8月13日、中4週で迎えた3戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキュリアシティーに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

9月11日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の豊中特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田島良保騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカツトクシンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月8日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

4歳（1989年）

10月15日、約12か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のケイイッキを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐伯清久騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた15戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6歳（1991年）

1月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた19戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐伯清久騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた24戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2500m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

6月30日、連闘で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったポセイドンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるブルーシンゲキに半馬身届かず2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた30戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月15日、中1週で迎えた31戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1992年）

4月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のニシヤボーイをアタマ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

9月13日、約3か月半の休み明けで迎えた36戦目は、4歳以上B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。