ベルベットカッツェ（2010年生、母シーダーアラジ）

ベルベットカッツェ（2010年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ベルベットの猫（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時18歳）と交配したシーダーアラジが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）増本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月23日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月28日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

9月7日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着を確保した。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のスマートパスポートに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2014年）

5月23日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた8戦目は、田原勝徳20年間お疲れ様記念（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、テントウムシにクビ差交わされて2着となった。

8月21日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のコードナンバーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。