カシノリファール（1996年生、母ローズヘレン）

Kashino Lyphard

1996.04.16

カシノリファール（1996年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のSeptieme Ciel（当時9歳）と交配したローズヘレンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木 務。戦績は、中央平地16戦2勝、地方19戦0勝。1998年のダリア賞(オープン)に勝利した他、1998年のひまわり賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

6月13日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムダイキチを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月18日、中4週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカオサクセスを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（京都芝1400m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月6日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3歳（1999年）

1月10日、中4週で迎えた10戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

8月1日、中8週で迎えた18戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞の佐賀菊花賞（佐賀ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永尾正則騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

4歳（2000年）

5月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永尾正則騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永尾正則騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた24戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞のサガ・クイーン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた26戦目は、霧島賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた27戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、中岳特設（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた28戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、中岳特設（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた29戦目は、エフエム中九州特別（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた30戦目は、中岳特設（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた31戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、高岳特設（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた32戦目は、中岳特設（荒尾ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた33戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、東北地区騎手招待特別（荒尾ダート2150m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた34戦目は、中岳特設（荒尾ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた35戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。