タカオサクセス（1996年生、母ファーストクラス）

タカオサクセス（1996年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時13歳）と交配したファーストクラスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。1998年のダリア賞(オープン)で2着に入った他、1998年の芙蓉ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ケイアイファームから「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,470万円で落札された。

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

7月19日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルタンゴに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のビューティグローに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、カシノリファールに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月26日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のスターバイオレットに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

12月6日、中7週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。