スパイスフェアリー（2011年生、母エスワイジュピター）

スパイスフェアリー（2011年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ピリ辛な妖精」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時8歳）と交配したエスワイジュピターが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方29戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年のサードニクス特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月25日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクリノコマチに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月17日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

3歳（2014年）

2月18日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた5戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のシフレディを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のツインサマー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、サードニクス特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルハイネスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月12日、中5週で迎えた11戦目は、三峰山特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、胡桃特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた14戦目は、深秋特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、キャバーンにクビ差交わされて2着となった。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、間瀬湖特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のファイナルドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月8日、中1週で迎えた17戦目は、水仙特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた19戦目は、薄暑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦の織姫賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコーリングオブラブを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、雲取山特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のSPAT4プレミアムポイント特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた24戦目は、清秋特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（7戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた25戦目は、滑川町谷津田米生産者組合設立記念（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた26戦目は、オパール特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月20日、中2週で迎えた27戦目は、三面怪人ダダ杯（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた28戦目は、春待月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた29戦目は、シクラメン特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（2016年）

1月7日、中2週で迎えた30戦目は、水仙特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた32戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、立春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月15日、中5週で迎えた33戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた34戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。