ドナビジュー（2004年生、母ダンジグダンザグ）

ドナビジュー（2004年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したダンジグダンザグが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C6一。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月6日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月16日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

9月17日、中8週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月31日、中5週で迎えた5戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のダイワタキオンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上D2一（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ワンダーティンバーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D1四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本剛志騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフジノファイターにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本剛志騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るランサーを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を挙げた。

1月31日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で松本剛志騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のオメガアーティストを3/4馬身振り切って順当に勝利した。