フジノファイター（2004年生、母フジノチャイナ）

フジノファイター（2004年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋戦士」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したフジノチャイナが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は佐藤鉄也。戦績は、中央平地8戦0勝、地方36戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C4二。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月18日、デビュー戦は柄崎将寿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

3歳（2007年）

1月28日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柄崎将寿騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柄崎将寿騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柄崎将寿騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

7月4日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柄崎将寿騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月31日、中5週で迎えた10戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったパパノエルをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上D4四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミネラロジストに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上D2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったシルクピクシーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D1四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のドナビジューに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオメガアーティストに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2008年）

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた21戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るハリウッドボーイを半馬身差し切って制した。

5月7日、中1週で迎えた22戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、バサラオージャーに3/4馬身交わされて2着となった。

6月17日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、フサイチアデクタムにハナ差交わされて2着となった。

7月1日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B3三（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

7月29日、中3週で迎えた27戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた28戦目は、ほうせんか賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ハワイアンボーイに交わされて1馬身差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた29戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったセイフーハーバーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

9月9日、中1週で迎えた30戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた31戦目は、化石発見!丹波竜特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた32戦目は、「近江米」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた33戦目は、サンスポ御堂筋特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月29日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた41戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた42戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた43戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた44戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。