ブラックプラチナム（2013年生、母クーデグレイス）

ブラックプラチナム（2013年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「漆黒のプラチナ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時19歳）と交配したクーデグレイスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月1日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラウニングフレアに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2016年）

2月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下のフリージア賞（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4歳（2017年）

3月5日、約12か月半の休み明けで迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月29日、中7週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のキングオブアームズに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月18日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクイックモーションを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月5日、中6週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったキセキにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2018年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったアドマイヤエイカンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたアップクォーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月15日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

6月9日、中7週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったグローブシアターに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月6日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたヘリファルテ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月3日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したオジュウチョウサンに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2019年）

8月18日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月19日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモカレンドゥラを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

7歳（2020年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。