テイエムチョウテン（1996年生、母テイエムシンスター）

テイエムチョウテン（1996年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時11歳）と交配したテイエムシンスターが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地21戦2勝。1998年の中京3歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

9月13日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサザンクロスシチーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた7戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルタンゴをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

3歳（1999年）

1月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

2月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’99ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4歳（2000年）

2月5日、中7週で迎えた16戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

9月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

11月18日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた21戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。