セイレジーナ（2020年生、母クールマジョリック）

セイレジーナ（2020年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+女王(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のインカンテーション（当時10歳）と交配したクールマジョリックが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中島牧場。2022年の寒菊賞(M3)に勝利した他、2023年の金杯(M2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原勲厩舎（岩手）へ入厩。

2歳（2022年）

5月22日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/良）に出走。馬体重は451kg。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

9月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエムティウインに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた4戦目は、2歳B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の太夫黒特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったケープライトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、2歳M3の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアサップに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3歳（2023年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳M2の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミニアチュールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定3歳M2のあやめ賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳M3のイーハトーブマイル（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた13戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、3歳M1の東北優駿（岩手ダービー）（水沢ダート2000m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったケンジャに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた16戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた17戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマツリダワールドに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月23日、中4週で迎えた18戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた19戦目は、ダーレージャパン特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1一（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

4歳（2024年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月20日、中7週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた22戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。