ケープライト（2020年生、母トーセンインディ）

ケープライト（2020年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時11歳）と交配したトーセンインディが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。2022年の若駒賞(地方重賞)に勝利した他、2022年の若駒賞(M2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤浩一厩舎（岩手）へ入厩。

2歳（2022年）

5月22日、デビュー戦は山本聡哉騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/良）に出走。馬体重は405kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローズトレミエに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のローズトレミエに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月1日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したレジーナを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

8月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳M3の若鮎賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったフジラプンツェルに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた5戦目は、2歳M2の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフユノソラを驚異的な末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

11月3日、中5週で迎えた6戦目は、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦3勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦の太夫黒特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセイレジーナに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3歳（2023年）

1月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳M2の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳M2のあやめ賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月30日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳M1のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月28日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳M3のイーハトーブマイル（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマツリダワールドを次元の違う末脚で半馬身差し切って5勝目を手にした。

7月11日、中5週で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミニアチュールに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた13戦目は、3歳M2のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたルーンファクター決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月17日、中9週で迎えた14戦目は、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた15戦目は、晩秋特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（10戦5勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた16戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、師走特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた17戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（11戦5勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた18戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のグランコージーに1馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

4歳（2024年）

3月31日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、M3の白嶺賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。