フユノソラ（2020年生、母パーカッショニスト）

フユノソラ（2020年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したパーカッショニストが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ホース・マネジメント・ボス。2022年の若駒賞(地方重賞)で2着に入った他、2022年の若駒賞(M2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ホース・マネジメント・ボスから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって715万円で落札された。

桜田浩樹厩舎（岩手）へ入厩。

2歳（2022年）

7月17日、デビュー戦は山本政聡騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 雨/重）に出走。馬体重は402kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のターントゥベストに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエルメルクリオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペルトランに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月6日、連闘で迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳M3のビギナーズカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳M2の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ケープライトに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（4戦3勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

10月30日、中0週で迎えた7戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3歳（2023年）

12月25日、約13か月の休み明けで迎えた9戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、バイオタイト賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4歳（2024年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1（水沢ダート850m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2（水沢ダート850m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた13戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、ブッシュローズ賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。