メイショウエルシド（1992年生、母サクラスイセイ）

メイショウエルシド（1992年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時12歳）と交配したサクラスイセイが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡本牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回、中央障害7戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月25日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、キンザンスターにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4月9日、中5週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のクリスタルレオに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月22日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダストゥーアを半馬身振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた7戦目は、M.スミス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の房総特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシンリョクに1馬身3/4の差をつけて3勝目を収める

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったネーハイジャパンから2馬身半差の2着となった。

10月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったユウキスラッガーから5馬身差の2着となった。

11月23日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1997年）

1月26日、中5週で迎えた20戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた21戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。