モデスティー（2004年生、母ゴールドコンデ）

モデスティー（2004年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「つつましさ、上品さ」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時8歳）と交配したゴールドコンデが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方30戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、城地清満から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって210万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

6月18日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプレーザヒーローを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月6日、中2週で迎えた4戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

10月14日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、中8週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月10日、中3週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では全く伸びず16着に終わった。

6月17日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

8月16日、中8週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた12戦目は、いて座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、うお座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、秩父湖特別（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月16日、中3週で迎えた16戦目は、イーバンク銀行IN船橋賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた17戦目は、木枯特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた18戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2008年）

1月14日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のウェルカム2008賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

1月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（9戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月22日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（11戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（12戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（13戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた28戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ムラサキズキンに交わされて3馬身差の2着となった。

9月8日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月30日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

10月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、メープル特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた34戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったサタンゴールドに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレシャスコーセイを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月17日、中3週で迎えた37戦目は、もみの木特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、マルダイビレーに交わされて2馬身半差の2着となった。

5歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた38戦目は、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

1月14日、中1週で迎えた39戦目は、葉牡丹特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で町田直希騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。