イーストファンディ（2010年生、母イッツアバウトシルヴァー）

イーストファンディ（2010年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時13歳）と交配したイッツアバウトシルヴァーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、地方18戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年のほうき星特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸村村下ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、沢野聖雄によって420万円で落札された。

森下淳平厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2012年）

7月13日、デビュー戦は本橋孝太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は465kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3歳（2013年）

4月22日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のビックフォーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラブフューチャーを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

9月29日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳戦のかえで特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、練馬区特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2014年）

3月31日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のローレンダンサーに2馬身半の差をつけて久々の一戦を物にした。

5月12日、中5週で迎えた8戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（6戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、ほうき星特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタノヘイローに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、りゅう座特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（8戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた11戦目は、いるか座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（9戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

5歳（2015年）

3月16日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（10戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7月30日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のアイヴァンクールに2馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

8月24日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサクライスピラートにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月16日、中2週で迎えた15戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

6歳（2016年）

2月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したケンワイルドにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサブノランマルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。