シホノスペランツァ（2019年生、母メジロスプレンダー）

シホノスペランツァ（2019年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+希望(伊)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時18歳）と交配したメジロスプレンダーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、村瀬寛紀によって4,400万円で落札された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月29日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマテンロウスカイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月16日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシエロフェイスを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

3歳（2022年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたシーグラス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

5月7日、中7週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの早苗賞（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイカイファントムに3馬身半の差をつけて2勝目を収める

10月23日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（阪神芝3000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は浜中俊騎手（6戦1勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4歳（2023年）

1月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月8日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリンフレスカンテに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。

5月13日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（10戦2勝）。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

9月9日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（11戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月29日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（12戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜中俊騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で浜中俊騎手（14戦2勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2024年）

3月3日、中9週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で浜中俊騎手（15戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた19戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（16戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

5月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた22戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月3日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

9月28日、中7週で迎えた24戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの高山ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマコトヴェリーキー決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月9日、中5週で迎えた25戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの修学院ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。