ロングチェイサー（2000年生、母ポコアポコ）

ロングチェイサー（2000年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（馬主名より）＋追撃者」。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時14歳）と交配したポコアポコが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクリスペクトに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたジェイケイガバナー決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のソウルミュージックに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月7日、中3週で迎えた7戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

9月28日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4歳（2004年）

9月19日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

5歳（2005年）

2月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

3月20日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、エドノドリームにハナ差交わされて2着に惜敗した。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシークルーザーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月22日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦2勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、アタゴビッグマンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦2勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

6歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月26日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

7月2日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（6戦2勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

7歳（2007年）

5月5日、約8か月半の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた26戦目は、’07スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

7月29日、中7週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大庭和弥騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい18着に終わった。