トランザクト（2018年生、母トーホウロサード）

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2018.03.31

トランザクト（2018年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「業務を遂行する」。毛色は鹿毛。種牡馬のトランセンド（当時12歳）と交配したトーホウロサードが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、地方7戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月4日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 小雨/不良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

9月13日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月6日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3月7日、中6週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイルクオーレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月17日、中5週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は武藤雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた10戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、セプテンバースター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったビクトリーシューズにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月10日、中3週で迎えた13戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた14戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4歳（2022年）

2月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

3月19日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、セイレーンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2023年）

1月7日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

2月19日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったテイエムヒマラヤにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

2月25日、連闘で迎えた19戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月27日、中5週で迎えた21戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2021年11月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

5月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

7月15日、中8週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月10日、中7週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

2023年9月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月23日、中5週で迎えた25戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、養老渓谷スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったジゼルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月20日、中3週で迎えた26戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、石蕗特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月30日、中0週で迎えた27戦目は、ポインセチアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（2024年）

1月4日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた28戦目は、大師特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず最後はナガタエースと並んで6着同着となった。

2021年11月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。