トゥールザンレール（2006年生、母ミラクルワールド）

トゥールザンレール（2006年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「空中で回るという意味のステップ（バレエ用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時19歳）と交配したミラクルワールドが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富菜牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって115.5万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月22日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず15着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

10月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

11月29日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月21日、中8週で迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月21日、中6週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

8月22日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は池崎祐介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた15戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のラジオかなざわ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイリュウザクラに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月28日、連闘で迎えた16戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスピードジャンボに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月29日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセレスアシュリーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のナナカマド特別（船橋ダート1600m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月2日、中3週で迎えた20戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。