マンノベスト（1983年生、母ケイケヤキ）

マンノベスト（1983年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパーソナリテイ（当時16歳）と交配したケイケヤキが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）福満牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着4回。1986年の阪神大賞典(G2)で3着に入った他、1986年の京都4歳特別(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

11月9日、10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月24日、8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイコータローから1馬身1/4差の2着となった。

12月8日、7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワロマンからクビ差の2着に甘んじた。

12月22日、13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1986年）

1月15日、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

2月1日、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

2月16日、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたハッピーリーガル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月9日、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスプリングイブキを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利をモノにした。

3月22日、4歳400万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスコットプリンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

5月4日、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンガッツに半馬身届かず2着となった。

6月7日、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

6月29日、3歳オープンの中日スポーツ賞（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンウオリアを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

9月28日、3歳G3の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

10月19日、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月9日、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。21頭立ての19番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

11月30日、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4歳（1987年）

3月22日、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は熊沢重文騎手。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月11日、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は安田隆行騎手。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月17日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山勝秀騎手。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月7日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月28日、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

5歳（1988年）

5月14日、5歳以上1400万下の朱雀特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。