フォーナインミダス（2003年生、母オールフォーゲラン）

フォーナインミダス（2003年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「純度９９．９９％の金＋大金持ち」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時15歳）と交配したオールフォーゲランが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方25戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、イワミ牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、門別牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、塩澤正樹によって378万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月21日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のアイスドールをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月9日、中6週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

3歳（2006年）

2月11日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた5戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月8日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

7月15日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

12月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

4歳（2007年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月13日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

7月1日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

8月20日、中6週で迎えた14戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

9月26日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた16戦目は、埼玉の米彩のかがやき賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた17戦目は、TOKYO MX賞（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

11月22日、中2週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5歳（2008年）

1月9日、中2週で迎えた21戦目は、七草特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた22戦目は、葉牡丹特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（船橋ダート1600m 雪/不良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた24戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、雛祭特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワイルドフォレストに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた26戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた28戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローラングリフに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月9日、中1週で迎えた29戦目は、区界賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルケイゴールドにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1一（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアルディを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月7日、中1週で迎えた31戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、胆沢城跡レース（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

9月1日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメグリアイをハナ差振り切って優勝

9月13日、中1週で迎えた33戦目は、三陸リアス賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたセレナガール決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月5日、中2週で迎えた34戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた35戦目は、フォックスバーデン杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

12月13日、中7週で迎えた36戦目は、一般B2十一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチョコサンデーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6歳（2009年）

1月2日、中2週で迎えた37戦目は、三陸浜街道レース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。