キョウエイムード（1989年生、母キョウエイシラユキ）

キョウエイムード（1989年2月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロジンスキー（当時11歳）と交配したキョウエイシラユキが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴田不二男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月3日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、キンザンピユウターに交わされて4馬身差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（1992年）

1月18日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキシュウチャレンジを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

6月13日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた12戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。