アルディオール（2021年生、母エリザベスムーン）

アルディオール（2021年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「熱心な(Ardent)と人名の組み合わせ」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時9歳）と交配したエリザベスムーンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,100万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、秋元竜弥によって1,210万円で落札された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

12月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2024年）

1月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

5月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた8戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウマサムネに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月30日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた11戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた12戦目は、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月21日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤモリアツマレに4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月24日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、蔵王山特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4歳（2025年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた16戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、北沢川賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見陸騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3一（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見陸騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見陸騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C9（名古屋ダート920m 曇/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、カゲンノツキにクビ差交わされて2着に惜敗した。

デビュー前

今津勝之厩舎（愛知）へ入厩。

6月26日、デビュー戦は野畑凌騎手を鞍上に据えて、一般C5（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

7月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったバビロンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったレインボーブリッジに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で塚本征吾騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったガンバリキに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた29戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、乳岩峡特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた30戦目は、JBC2025船橋・門別まであと3日（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を爆発させて、最後は2着のイブシギンに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月21日、中2週で迎えた31戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。