フミノアプローズ（1983年生、母フミノワカバ）

フミノアプローズ（1983年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイングリツシユプリンス（当時12歳）と交配したフミノワカバが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）福満牧場。戦績は、中央平地10戦3勝。1986年のきさらぎ賞(G3)に勝利した他、1986年のスプリングステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

12月1日、11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンフェアリーに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールに入った。

12月21日、12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（1986年）

1月5日、4歳400万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロスイセイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利した。

2月9日、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のタケノコマヨシに1馬身半の差をつけて勝利を決めた。

3月30日、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月13日、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手。21頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず最後はタイアポロと並んで11着同着となった。

9月28日、3歳G3の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（1987年）

9月20日、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山勝秀騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

10月11日、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山勝秀騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月14日、4歳以上1400万下の比叡特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山勝秀騎手。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。