ターキッシュバン（2015年生、母ミスフーバフーバ）
Turkish Van
2015.03.20
ターキッシュバン（2015年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「トルコを原産地とする猫の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のハードスパン（当時11歳）と交配したミスフーバフーバが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。2019年の立ち呑みとーど亀戸店オープン二周年記念(一般C2四五)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、折手牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって648万円で落札された。
田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2017年）
9月18日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/稍重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。
10月14日、中3週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。
10月29日、中1週で迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。
3歳（2018年）
3月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。
4月7日、中2週で迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。
4月22日、中1週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。
6月27日、中8週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のセンコーハーバをアタマ差振り切って初白星を挙げた。
8月18日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。
9月23日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。
11月6日、中5週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディオブルネッタに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
12月14日、中4週で迎えた11戦目は、エコ・フード 緑茶豚記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。
4歳（2019年）
1月16日、中4週で迎えた12戦目は、ジオファームベジドライ発売記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のロードレジェンドに2馬身の差をつけて勝利をモノにする
2月19日、中4週で迎えた13戦目は、立ち呑みとーど亀戸店オープン二周年記念（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトイトイトイに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
2月25日、連闘で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ありがとう坂本一久俺たちの師匠卒業記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴスペルに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
3月13日、中1週で迎えた15戦目は、NARGP年度代表馬受賞記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。
4月17日、中4週で迎えた16戦目は、キセキのビギナーズセミナー開講記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。
5月9日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のカルガモ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。
7月14日、中8週で迎えた18戦目は、ハイビスカス賞（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったメイケイライジンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
8月8日、中3週で迎えた19戦目は、夏だ美味いぞ 八幡平バイオレット記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロードレジェンドに4馬身の差をつけて勝利をモノにする
8月31日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の夏だ野菜を食べよう記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（9戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。
9月27日、中3週で迎えた21戦目は、カツオスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
11月1日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定の一般C1ア（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（11戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。
5歳（2020年）
12月1日、約13か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（12戦4勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。
12月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（13戦4勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。
6歳（2021年）
1月13日、中3週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。
2月11日、中3週で迎えた26戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。
3月16日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。
4月8日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（14戦4勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。
5月6日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（15戦4勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。
5月28日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（16戦4勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。
6月23日、中3週で迎えた31戦目は、馬い!?八幡平バイオレット記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。
7月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（17戦4勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。
7月19日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（18戦4勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。
10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。
11月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。
7歳（2022年）
5月29日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた36戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。14着に終わった。
8歳（2023年）
2月12日、約8か月半の休養明けで迎えた37戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。
2018年9月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。