ディオブルネッタ（2015年生、母エムケイミラクル）

ディオブルネッタ（2015年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「神、神聖（伊）＋黒茶毛を意味する女性名。母と母父名、毛色より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時17歳）と交配したエムケイミラクルが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は佐々木牧場。主な勝ち鞍は2018年のポインセチア賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって356.4万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額880万円（2.2万×400口）で一口馬主が募集された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月22日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

7月15日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月21日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた6戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、セプテンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月6日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったターキッシュバンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のポインセチア賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のタイセイブラックに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2019年）

1月16日、中4週で迎えた9戦目は、オンリーワンの腕時計!アトリエサザンカ杯（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

2月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、たまご王国千葉のたまごをたくさん食べよう（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したグラスジャンヌにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月14日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、隣の馬も行くってさ!下総中山アール歯科（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のシャイニーエルフに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月17日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、一般C1七八（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた13戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、冷やし中華はじめました!賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のマイネルハドソンに2馬身の差をつけて優勝

11月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、大塚海渡騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

6歳（2021年）

4月6日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月4日、中3週で迎えた17戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、グランデルーニーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中6週で迎えた18戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリュウノバーディを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

7月18日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた20戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。