フィールインラヴ（2015年生、母オードリーローズ）

フィールインラヴ（2015年6月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「君に一目惚れ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時6歳）と交配したオードリーローズが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河小林牧場。2021年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で2着に入った他、2021年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、浦河小林牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大塚亮一によって216万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月21日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングフォルテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月8日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

4歳（2019年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

2月24日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホウオウジャンプをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

5月12日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

6月30日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた17戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月5日、中6週で迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの魚沼特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5歳（2020年）

1月25日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したヴィッセンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝2400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトロピカルストームに1馬身半の差をつけて制した。

2月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月20日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの尼崎ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6月13日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月18日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの阿武隈ステークス（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた31戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムディランに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月6日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた35戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中村将之騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた36戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村将之騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月8日、中6週で迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村将之騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったサーブルオールからアタマ差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた38戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

6月19日、中3週で迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は中村将之騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月31日、中5週で迎えた40戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた41戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。