サクヤヒメ（2012年生、母アイムソーラッキー）

サクヤヒメ（2012年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「最も美しい女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時22歳）と交配したアイムソーラッキーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の一般C1四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、登別上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。8歳のとき、ニットー商事から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、藤本ファームによって55万円で落札された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

4月26日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた4戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

9月13日、中7週で迎えた7戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の新潟県畜産協会長賞3（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイッツアトウショウに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガイデッドミサイルに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月1日、中4週で迎えた9戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナゲットレイツに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

4月24日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、娯楽のグランゼーラ杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴングレイスに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、やったぜ伸一祝定年隠居記念（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したヤマカツサユリを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、輪島市民まつり賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドウォッチに5馬身の差をつけて4勝目をマークした。

6月28日、中1週で迎えた14戦目は、熊本地震被災地復興支援（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月23日、中1週で迎えた17戦目は、日室の鎌祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビヘーヴを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

9月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた19戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、ゆうか17歳おめでとう記念（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2三（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた22戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、祝1歳☆悠一君上手にハイ杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

5歳（2017年）

3月23日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた26戦目は、白河スプリングカップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のパワーオブワードに4馬身の差をつけて制した。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた30戦目は、ダートスプリントin門前（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（15戦3勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた31戦目は、Gateway Summer Dirt（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田晃浩騎手（16戦3勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。