ヤマカツサユリ（2011年生、母ヤマカツリリー）

ヤマカツサユリ（2011年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋小百合、百合の美称。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したヤマカツリリーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方22戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の一般C1三。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

2月15日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（2015年）

10月25日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた7戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンシャンプーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコレオグラファーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコウユーカゲムシャを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモアリーナに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、松戸政也騎手の応援記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2016年）

3月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、体験会来年度も開催感謝記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、一般C1-8（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったプリーメルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1六（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったビヘーヴに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、やったぜ伸一祝定年隠居記念（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクヤヒメをハナ差振り切って制した。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、苺一会賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、熊本地震被災地復興祈念（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（9戦5勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた18戦目は、さざえまつり特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2-6（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（10戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（11戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったクイニーアマンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、沖波大漁祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（12戦5勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月23日、中1週で迎えた22戦目は、日室の鎌祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（13戦5勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（14戦5勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた24戦目は、九谷焼ロディ杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（15戦5勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1三（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（16戦5勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6歳（2017年）

5月16日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた26戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（17戦5勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったフサリアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた27戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（18戦5勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴリルボルドーを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

6月11日、中1週で迎えた28戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月2日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。