ニコラウス（2021年生、母Peace Burg）

ニコラウス（2021年1月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より(ヨーロッパ系男性)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時9歳）と交配したPeace Burgが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、中辻明によって880万円で落札された。

上原佑紀厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月21日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたアトリウムチャペル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイザーキックを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2024年）

2月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったソンシに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月4日、中8週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアンドアイラヴハーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったサトミノキラリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。