チューリングマシン（2007年生、母グロウオブハピネス）

チューリングマシン（2007年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「理想化された仮想の計算機」。毛色は青鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時17歳）と交配したグロウオブハピネスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地5戦1勝、中央障害1戦0勝、地方34戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月8日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセイカミカワをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2010年）

8月7日、約8か月の休み明けで迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4歳（2011年）

2月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた6戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月6日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ヨルガオ特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、サルビア特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、藤袴特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた10戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5歳（2012年）

5月23日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナリショーサチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、夏椿特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバルヴィッテスをアタマ差振り切って断然人気に応えた。

7月3日、中3週で迎えた13戦目は、雪印種苗スノービルダー特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るバルヴィッテスを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。

7月31日、中3週で迎えた14戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、メジロベイリー賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったエーシンマギーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、ナナセちゃんハッピーバースデー特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた16戦目は、2012千歳インディアン水車まつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、フレンズアートに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた18戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、「函館育ちふっくりんこ」特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったミットフロイデに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6歳（2013年）

5月23日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、カルミア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、HOKKAIDO競馬缶発売特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた22戦目は、釧路定置トキシラズ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、スウェプトオーヴァーボード賞（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったシセイカイカに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた24戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したコスモロゼットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、なでしこ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた26戦目は、「東神楽120年記念」特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた27戦目は、日高報知新聞特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（10戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

10月22日、中3週で迎えた28戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、大樹歴舟川特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた29戦目は、こぶねちゃん新キャラ記念特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

7歳（2014年）

4月24日、約5か月半の休養明けで迎えた30戦目は、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたセーラパシフィック決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、豊富町「北海道牛乳の郷里」特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたサラセルバ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月21日、中1週で迎えた32戦目は、はまなす特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサラセルバを3/4馬身振り切って順当に勝利した。

6月3日、中1週で迎えた33戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、どさんこラジオ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた34戦目は、フリオーソ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた35戦目は、沼田町おいしい雪中米特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（14戦4勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したシルショコラティエに半馬身届かず2着となった。

8月12日、中3週で迎えた36戦目は、K’sガーデン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた37戦目は、日高町水道協会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた38戦目は、ハローガス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた39戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、JBC盛岡開催記念特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた40戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、志特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。