クレアールカイコマ（1989年生、母オオミリーガル）

クレアールカイコマ（1989年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゲイメセン（当時14歳）と交配したオオミリーガルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

石毛善衛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

5月24日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアイノササヤキに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1993年）

1月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月10日、中4週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコールミーネイムを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月29日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、キタサンヤマトにクビ差交わされて2着となった。

8月15日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアルファプリマをハナ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。