グラッツェミーレ（2015年生、母スギノキューティー）

グラッツェミーレ（2015年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「どうもありがとう（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したスギノキューティーが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C15。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月14日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

7月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

8月25日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

10月26日、中8週で迎えた4戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、レッドテオドーラにクビ差交わされて2着となった。

12月5日、中2週で迎えた6戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトランプキャンディに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2019年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメノタビに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月1日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、スマートフォースにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月27日、中5週で迎えた10戦目は、五条川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったスーパーレガシーにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハットワンスターに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月7日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。