カザンランバー（1989年生、母ホクトオパール）

カザンランバー（1989年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のカザンウンリユウ（当時15歳）と交配したホクトオパールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田明仁。戦績は、中央平地7戦1勝、地方23戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

6月16日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のケンセツスターオーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月28日、中5週で迎えた2戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3歳（1992年）

1月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（盛岡ダート1100m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスチールマンナに7馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のイースタンローゼンに6馬身の差をつけて3勝目を収める

7月18日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1420m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のユウキテンリュウに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

8月15日、中3週で迎えた11戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（盛岡ダート1420m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンキョウヒカリに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月11日、中7週で迎えた12戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳（盛岡ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイースタンローゼンに1馬身の差をつけて優勝

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のウイナーカップ（盛岡ダート1750m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西康志騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた15戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（1993年）

4月5日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、東日本リーディングジョッキー（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた20戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアスランオーに1馬身半の差をつけて制した。

7月25日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた24戦目は、風鈴賞（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後はダイサンヒコーと並んで2着同着となった。

8月22日、連闘で迎えた25戦目は、アラ系一般（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（5戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったホリトクから3/4馬身差の2着に敗れた。

10月17日、中7週で迎えた26戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は西康志騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のイースタンローゼンに1馬身半の差をつけて8勝目を手にした。

10月31日、中1週で迎えた27戦目は、岩鷲賞（盛岡ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系一般（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系一般（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は西康志騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた30戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。