タイセイランボー（1984年生、母リキダイマス）

タイセイランボー（1984年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のタカラトウザイ（当時7歳）と交配したリキダイマスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は星川牧場。戦績は、中央平地16戦2勝。主な勝ち鞍は1987年のアラ系4歳以上300万下。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

8月9日、デビュー戦は西橋昇騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西橋昇騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西橋昇騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で西橋昇騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西橋昇騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西橋昇騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアキノマーチに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月19日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西橋昇騎手（6戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

3歳（1987年）

2月21日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（小倉芝1800m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は西橋昇騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクリヤーパーマンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月14日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（中京ダート1700m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西橋昇騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で西橋昇騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた12戦目は、武田悟騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（新潟ダート1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月9日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安達昭夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 曇/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は西橋昇騎手（10戦2勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。