カフジバンガード（2015年生、母エミリア）

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤守によって1,674万円で落札された。

2歳（2017年）

8月5日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月7日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミレフォリウムを猛烈な末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグローリーヴェイズをアタマ差振り切って2勝目をマークした。

3歳（2018年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタニノフランケルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中3週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤアゼリに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月21日、中4週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

4歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

8月11日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

9月8日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5歳（2020年）

2月2日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月20日、中3週で迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月5日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた26戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの納屋橋ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

2020年10月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。