ロードウィリアム（2017年生、母クィーンズトレイル）

ロードウィリアム（2017年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したクィーンズトレイルが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。主な勝ち鞍は2020年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,620万円（3.24万×500口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月9日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月10日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

2020年8月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月20日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチャンピオンフジに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエスパーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた9戦目は、スズユウ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4歳（2021年）

3月12日、中9週で迎えた10戦目は、一般C2二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2三四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた13戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したチタノプリンセスに半馬身届かず2着となった。

6月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2021年7月15日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。