メジロメンカール（1992年生、母メジロビユーテイー）

メジロメンカール（1992年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時15歳）と交配したメジロビユーテイーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地38戦3勝2着9回。主な勝ち鞍は1997年の陸奥湾特別(500万下)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

11月6日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったルイジアナボーイに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

3歳（1995年）

1月8日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた5戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

6月10日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したストーレンハートにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスイートミスズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（9戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソワルドパリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスプリングバーベナ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（12戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンコウワイズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月17日、中5週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

4歳（1996年）

5月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（14戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（15戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（16戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（17戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（18戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったロフティフラワーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（19戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のカシマトウクンに3馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月20日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったヘキウンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（20戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（21戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、タニノタバスコに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月15日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5歳（1997年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた31戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下の’97アジアジョッキーズ2（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（22戦2勝）。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ギベリンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月21日、中1週で迎えた36戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（23戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月29日、連闘で迎えた37戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニッポーゲッターを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月13日、中1週で迎えた38戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。