キアナポラリス（2017年生、母ホクセツダンス）

キアナポラリス（2017年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ハワイの女神＋春の星座こぐま座の二等星」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したホクセツダンスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2八九十。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノルマンディーファームによって1,620万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月1日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は野中悠太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったゴールドスナイパーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月30日、中5週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、羅生門2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、伸びてきたズラリ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の河豚2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したトラストバディにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、杏賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月18日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、サンシャイン2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月12日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェネクスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月10日、中5週で迎えた17戦目は、2020 的場文男騎手黄綬褒章受章賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5歳（2022年）

1月24日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、北沢川賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキワミイモンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月28日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（12戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、最後はハッピーエンドレスと並んで4着同着となった。

5月23日、中7週で迎えた23戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（13戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（14戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリッキー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

9月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた25戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（15戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたデンジャーマン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（16戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したアポロモーリアンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月4日、中1週で迎えた27戦目は、牧野富太郎生誕160年記念賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（17戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月25日、中6週で迎えた28戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた29戦目は、ディセンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6歳（2023年）

1月15日、中4週で迎えた30戦目は、佐賀県産アスパラガス杯（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

2月22日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた31戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、ゆうな誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた32戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。