ビレッジクライ（2016年生、母シャイニングムーン）
Village Cry
2016.05.05
ビレッジクライ（2016年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時15歳）と交配したシャイニングムーンが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はグランデファーム。主な勝ち鞍は2021年の霞草賞(一般C2四五六)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、グランデファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって864万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、村山輝雄によって864万円で落札された。
土田稔厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2018年）
6月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず16着に敗れた。
10月7日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。
3歳（2019年）
2月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。
5月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。
5月19日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。
6月1日、中1週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。
6月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。
8月10日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。18着に終わった。
4歳（2020年）
3月31日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグリンスタークに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
5月7日、中4週で迎えた10戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
7月3日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のポートオブコールに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
7月19日、中1週で迎えた12戦目は、馬い!桃のジャムを食べよう記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。
8月6日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。
8月14日、連闘で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、三芳町「いも街道」賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
9月17日、中4週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。
5歳（2021年）
2月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。
2月10日、連闘で迎えた17戦目は、馬い!?今夜は鳥すきと熱燗です!（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。
3月17日、中4週で迎えた18戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。
4月9日、中2週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず最後はタイムファクターと並んで6着同着となった。
4月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったニューエクスプレスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。
5月25日、中4週で迎えた21戦目は、霞草賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブルコをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。
6月22日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメトカルフィアを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を獲得した。
7月6日、中1週で迎えた23戦目は、露草賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。
7月19日、中1週で迎えた24戦目は、馬い!?八幡平バイオレット記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、アールケイワンに半馬身交わされて2着となった。
8月9日、中2週で迎えた25戦目は、沖ノ島賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。
6歳（2022年）
1月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。
1月21日、中1週で迎えた27戦目は、秩父いちご あまりん賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のトーセンエクラに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。
2月24日、中4週で迎えた28戦目は、わくわくするまち 浦和賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。
3月17日、中2週で迎えた29戦目は、桜区の花 サクラソウ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエルフバローズを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を奪取した。
4月13日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（13戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。
8月4日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、みんなの川崎競馬STL大招典（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で和田譲治騎手（14戦4勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマコトテラメエリタに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
8月25日、中2週で迎えた32戦目は、檜扇賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で和田譲治騎手（15戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。
9月20日、中3週で迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
9月26日、連闘で迎えた34戦目は、佐原賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（16戦5勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。
12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、水仙賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。
7歳（2023年）
1月5日、中3週で迎えた36戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。