リッシンイロハ（2009年生、母ポエマリリカ）

リッシンイロハ（2009年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋物事の初歩」。毛色は鹿毛。種牡馬のスタチューオブリバティ（当時9歳）と交配したポエマリリカが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年のルーキーチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

8月3日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったヘヴンズパワーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るオグリカーンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのフォーティナイナーズサン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月19日、中1週で迎えた6戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3歳（2012年）

4月29日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

9月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた10戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

11月25日、中8週で迎えた11戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、アラマサシャープに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、田野二十三士公園特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた13戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、聖夜きよしこの夜特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4歳（2013年）

1月1日、連闘で迎えた14戦目は、GブーツT特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシーノヴァリスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西森将司騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ティーンチャーチに交わされて3馬身差の2着となった。

2月17日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2ハ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた19戦目は、矢倉楓子生誕記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた20戦目は、成人&マサ子仲良特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月10日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラパルフェールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月17日、連闘で迎えた22戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、リエルまーけっと特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアキノローレルを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

3月25日、連闘で迎えた23戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、香川県オリーブ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったロクイチグローリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月30日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2イ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルビダに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月6日、連闘で迎えた25戦目は、かつおの生節特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2イ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた27戦目は、新緑萌ゆる土佐路特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は西森将司騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月28日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったキョウワプロミスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月5日、連闘で迎えた29戦目は、主役は僕だ!篤朋特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。