メイショウハヤスミ（2000年生、母ブラッシングロマン）

メイショウハヤスミ（2000年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋はやすみ（謡曲『高砂』より）」。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したブラッシングロマンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）太陽牧場。戦績は、中央平地23戦1勝、地方8戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタヤススクランブルを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

4月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

5月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

12月27日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

4歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず14着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安田康彦騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月27日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（9戦1勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（10戦1勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた15戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（11戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（12戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（14戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（15戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2005年）

12月24日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（16戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

6歳（2006年）

1月28日、中4週で迎えた23戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3月16日、中6週で迎えた24戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7一（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイハートに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

3月29日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエムアイナオキヒメに約13馬身の大差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月25日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイガーヒルに6馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペンフレンドを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

6月6日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイガーヒルに3馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

6月20日、中1週で迎えた30戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたインカム決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月17日、中3週で迎えた31戦目は、ミッドサマー特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキャニオンクールを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。